ベン・アイパのシェープルーム

今日は久々にベンに会いに行った。 ベンの工場はホノルル空港の近く。ドアを開けると、シェープルームのドアが閉まっていて、「ブォーン」って音が聞こえる。シェープしているっぽい。 そっとドアを開けてみると↓ やっぱりシェープ中。ここまで入って写真を撮っていても、しばらく気付かないほどのすごい集中力。 待っている時間があったので、工場の模様を写真に撮ったので、ご案内。 ここはオフィス&ショールーム・スペース↓ 沢山のサンプルボードが置いてある。そのうちのひとつのスタンドアップボードは、机と化していた。 隣は別のテナントで、なんとマシンシェープの工場がある。私のお気に入りボードは、全てここの機械に情報をインプットしてあるので、いつでも複製を作ってもらえる。 こんな工場が隣にあり、ベンにとってはとても便利になり、去年ここに引っ越してきてからかなりうれしそう。 ベンのシェープが終わると、早速お喋り開始。私もお喋りだけど、ベンもかなりすごい。今日も気付くと、2時間以上が経っていた・・ ベンと会うと、帰り道にはとっても自信に満ち溢れる。説明をしなくても、不思議なくらい理解してくれているし、シェーパーとしてはもちろん、私はベンの人間性が大好き。 今日のベンの心に残る一言は、 "Things between us were not ‘planed to be’, it was ‘meant to be.’ (僕達の関係は’計画的’なものではなく’運命的’なもの。) ベンはボードワークスから女の子のシグネチャーモデルを出すときに、何人もの候補者と会ったらしい。私はベンのボードに乗っていたけれど、この時点で私はコンテストを始めたばかり。私の名前は、候補者として入っていなかった。 それでもベンの探しているようなサーファーがいなかったらしく、ある日コンテスト会場でいろいろなサーファーガールを観察していたらしい。 そこに子供から爺ちゃん&婆ちゃんまでに、ひたすら喋り続けていた私が目に付いたという。さらにベンの近くに来ると、サーフィンのことで質問攻めにしたらしい。 そして「あの子面白いわね。私好きよ。」と言った奥さんの何気ない一言からはじまった。 しばらくしてボードをオーダーしに行くと、 「もし僕がミミのボードをプロデュースするとしたら、何が欲しい?」と聞かれ、 「Your wisdom! (知恵)」と即答したら、首を振りながら、笑われたのを覚えている。 それから数年が経ち今に至るけれど、ベンという人間を知れば知るほど好きになる。 心から信頼でき、大好きな人にサーフボードを削ってもらえるなんて、私は本当に幸せものだ!